町内にある介護事業所の方よりお話をいただきました。
瑞穂町では令和4年度に「介護事業所等燃料費高騰臨時対策支援金」という補助を行っている。しかし、これに関する補助は、車の「燃料費」だけ。
しかも、もらえる補助金は、かかった金額の50%のみ。
物価の高騰はガソリンだけに及ばす、様々なものに波及している。
「燃料費」だけではなく、光熱費のような電気代、ガス代など他のものにも補助をしてもらえる対応はできないのか?
他市においては、施設に一律で補助をしているような市もある。そのような対応は難しいのか?
まさに、その通りだと考えます。
井上かずや は他市の状況を調べてみました。
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八王子市:
(1)訪問系等・・・・1事業所につき50,000円
(2)それ以外・・・・1事業所につき、定員(※)に15,000円を乗じた額。ただし、100万円を限度とする。また、定員3名以下の事業所については、一律50,000円とする。
https://www.city.hachioji.tokyo.jp/jigyosha/011/003/001/p031634.html
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あきる野市:
(1)補助対象者
令和4年9月30日において、東京都又はあきる野市からの指定等を受け、あきる野市内で以下の表に掲げる介護サービス事業所等を運営する法人
(2)補助対象経費
令和4年1月から令和4年9月までの期間において、法人が負担した以下の経費
・重油、ガソリン、軽油、灯油、都市ガス及び液化石油ガス(プロパンガス等)の燃料費
・介護サービス事業所等における電気使用料金
※ただし、次の経費は除きます。
・同一建物に併設される障害福祉サービス事業所等について、別に定めるあきる野市障害福祉サービス事業所等燃料等価格高騰対策事業補助金交付要領に基づき交付を受ける経費
・あきる野市の委託料等で賄われている経費(指定管理料、補助金など)
(3)補助金額
「(2)の補助対象経費」に20/120を乗じた額と以下の表に定める補助基準額を比較して少ない方の額とします。
※あきる野市内で提供する介護サービス事業所等が対象となります。
介護サービス事業所等のサービス種別により100万円から20万円までの上限があります。
https://www.city.akiruno.tokyo.jp/0000014812.html
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小平市:
1 補助対象経費
介護事業所がサービス提供のために、令和5年4月1日から令和6年1月31日までに支出した又は、請求された次のいずれかに該当する経費
電気、ガス、水道、燃料費(ガソリン、軽油、灯油、重油、液化石油ガス)の経費
2 補助金額については、事業所で行っているサービスの内容により、5万円から50万円までの補助額が設定されている。
https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/098/098551.html
https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/files/98551/098551/att_0000001.pdf
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もちろん、これ以外の市町村でも、この事業に取り組んでいます。
この内容について、井上かずや は、町役場に問い合わせてみました。
そこでお伺いしたのは、以下のような内容でした。
●この関連に関する町の予算の額は550万円となっている。
●町では法人に対して補助を行うのではなく、事業所単位で補助を行っている。
つまり、同じ法人が施設をいくつか持っているならば、その施設ごとに補助金を支払うことができるシステムとなっている。事業所ごとにかかった燃料費の50%(最大10万円)となるため、1法人で10万円ということではない。
●この補助金を策定した頃、国からの補助がなかったガソリン代の値上がりが際立った時期であった。このため、燃料費のみということで、補助金を設定した。
●これの原資となるものは国の交付金となっているため、バラ撒きのような形で事業を行うことは適切ではない。
●価格高騰が際立った燃料費は、サービス利用者の送迎で使用されるため、利用者への費用負担増は難しい。
●事業所の規模ではなく、実際に使った燃料費50%分の補助を行うことにした。
これらのお話を伺いました。
あきる野市の補助金運用などを見ると、電気ガス代なども含まれてはいますが、補助率が20/120となっているようです。
八王子市の補助金は一律、または施設の定員に応じた金額となっているようです。
この補助金は国の交付金を使うことになりますので、国の会計検査が入る案件となります。
このため、お金の支払いの根拠を、しっかり説明できるシステムにしないといけませんが、一律いくらという設定は、会計検査時の説明に耐えられるのか、これはわからないところです。
その点、瑞穂町のシステムは燃料費の補助に関しては、よくできているのかとは思います。
しかし、高騰しているのは燃料費だけではなく、光熱費等も大きく高騰しています。
国の交付金は、令和5年度も継続して実施されるようなので、町の補助金についても、燃料費だけではなく、電気、ガス、その他燃料費(灯油、重油等)にも適用できるようにしていただきたい事を、井上かずや はお伝えさせていただきました。
瑞穂町の担当課としても、「その点は検討している」という快いお話をお伺いできました。
コロナウイルスの影響だけではなく、世界の情勢など、
様々な要因が我々の私たちの生活を圧迫しています。
補助金を含め様々なものを活用し、
わが町みずほ の人々が、生活しやすい環境を、
早く取り戻しましょう!
井上かずや